荻須高徳 おぎす たかのり(洋画物故作家)
明治34年(1901)~昭和61年(1986)
パリ風景
明治34年(1901)愛知県稲沢市に生まれる。
大正6年(1917)東京美術学校の黒田清輝教室を卒業した大橋貞一が学校に赴任。校庭で油絵を描くのを見、画家を志した。
大正10年(1921)川端画学校に学び、大正11年東京美術学校に入学し、藤島武二の指導を受ける。
昭和2年(1927)卒業しフランスに留学。佐伯祐三と共にパリの下町を描いた。
昭和3年(1928)サロン・ドートンヌに出品し、初入選する。
荻須本人が古い建物を描き続けた理由にはこの言葉からも読み取れる。
「どんなに豪華な建物でも、それが新しい間は、場末の古い家ほど深く人の心を動かすことができない。神が宿っておられることは確かな教会でさえ、建てられてからまだ歴史が浅いうちは、信者たちがそこで祈ることを好むだけの場所に過ぎない」(L・フロランタン著 伝記画集より)
彼が描く風景は、一つひとつからその土地で過ごしている人々の暮らしが染み付いた情景が生々しく表現されている。
昭和56年(1981)には文化功労者に選ばれ、昭和61年10月14日、パリのアトリエで制作中に死去する。
享年84歳同年に文化勲章を受章する。
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ヴェタイユ風景
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ベニス風景
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パリ風景
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ヴェニス風景
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パリの広告
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パリ風景
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荻須記念美術館 蔵
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広告のある家 “パリの屋根の下”
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荻須記念美術館 蔵
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麦畑
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荻須記念美術館 蔵
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オピタル・ブロカ
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コーナーのカフェ
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荻須記念美術館 蔵
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金のかたつむり
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荻須記念美術館 蔵
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