鏑木清方
鏑木清方「菊」
明治時代初めの戯作者で、東京日日新聞の創刊者として知られた条野採菊の子として東京神田に生れ、鎌倉で歿。本名は健一。明治24年に水野年方に師事し た。挿絵画家として明治風俗を情緒豊かに描いた。富岡永洗、梶田半古の影響も受け明治34年鳥合会を同志とともに結成し、浮世絵から本格的絵画へ展開をは かり、『一葉女史の墓』のような清新な文学的作風を示した。昭和29年文化勲章を受章。代表作は『築地明石町』、『一葉』、など。また自叙伝『こしかたの 記』、随筆集『続こしかたの記』などがある。
2015年11月16日 上村松園と鏑木清方 ー 似て非なる二人の巨匠作家 ー