松尾敏男
松尾敏男「春光富貴」
長崎県長崎市生まれ。堅山南風に師事。人物や猿などの動物も描くが、牡丹などの花鳥に特に人気がある。卓越した画力には定評がある。1987年より多摩美術大学教授、1994年日本芸術院会員、1998年勲三等瑞宝章受章、2000年文化功労者、2009年より日本美術院理事長。2012年、文化勲章受章。
1926年 3月9日長崎市今籠町生まれ 1943年 堅山南風に師事 1949年 再興第34回院展初入選「埴輪」 1965年 師・堅山南風の助手として日光輪王寺の鳴竜の制作を手伝う 1965年 第50回院展 奨励賞受賞「高原」 1966年 第51回院展 日本美術院賞・大観賞を受賞「廃船」 1968年 第53回院展 日本美術院賞・大観賞を受賞「鳥碑」 1969年 第54回院展 奨励賞受賞「北限」 1970年 再興第55回院展 日本美術院賞・大観賞受賞「樹海」文化庁買い上げ 1971年 第一回山種美術館賞展 優秀賞を受賞「翔」 日本美術院同人に推挙される 1972年 「海峡」により芸術選奨新人賞を受賞など華々しい活躍で確固たる基盤を築く。 1975年 第60回院展 文部大臣賞受賞「櫂」 1975年 再興第60回院展 優秀賞を受賞「燿」 1978年 第63回院展 文部大臣賞を受賞「サルナート想」 1987年 多摩美術大学教授となる 1994年 日本芸術院会員 2009年 12月、日本美術院理事長に就任 2012年 文化勲章受章