川合玉堂の『芳』を使った落款の話

川合玉堂の買取や鑑定の相談を受ける事が最近よくあります。
僕もとても好きな作家の一人です。お客様と話をしていて落款や印章の話になりました。

玉堂さんの落款は落款集がありますが、それを見ながら、この落款は明治何年くらいだとか、これは昭和20年代だ!なんて話をします。

ただ、玉堂の落款以外にも、愚庵という落款もあります。この落款を使う時は画讃の時に使われます。その他には『芳』を使った落款もあります。勅題など、お偉い方へ描かれた時に本名の芳三郎から一文字取った落款を使っています。そうそう、忘れていました。玉舟という落款も明治20年から3年程使っていました。

落款1つ取っても、ちょとしたウンチクのような事があって楽しいですね。

川合玉堂先生の作品を探しております。
ご売却を少しでもお考えの方はお気軽にご相談ください。
03-3289-5555  info@hanada.gallery

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この記事を書いた人

花田美術の花田淳(じゅん)と申します。
銀座の泰明小学校の近くの6丁目で画廊を経営しています。
会長の花田孔男はコロナ禍以前になりますが銀座ロータリーの副会長をさせて頂いておりました。娘の花田ひなたは銀実会を通して、銀座で多くの先輩達にお世話になっております。
家族一同銀座に愛情を持っております。銀座の街に恥じないように真面目に一生懸命お客様に喜んで頂ける様に精進して参りたいと思っております。
今後とも、よろしくお願いします。

花田淳 - Wikipedia
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