今日のブログは過去の注目展覧会について、クローズアップします。
今から7年前の平成27年1月14日(水)から4月12日(日)まで岐阜県美術館にて
前田青邨先生の『出を待つ』が展示されていました。
二曲一隻屏風(169.5×183.5cm)に紙本着色の作品です。
制作年は昭和30年(1955)年になりますので、
本作品の制作年の昭和30年に文化勲章を受章しています。
まさに円熟頂期の作品として代表作です。
能舞台の控 えの間で出番を待っている白獅子姿の能役者を描いている。
人物と空間の絶妙な配置等によって、これからの「動」の世界を前にした
「静」の表現を見事に描いている作品です。
愛知県美術館の村田 眞宏館長が前田青邨「出を待つ」についての講演を
平成27年1月31日(土)14:00からされました。