花田美術の花田淳です。
今回は小磯良平先生を鑑定、買取、査定、売却されたい時に、
知っているべきポイントを書かせて頂きました。
◆小磯良平とは？
◆小磯良平の鑑定について
◆小磯良平の買取価格に何が影響する？
◆人気も高く、買取査定価格も高い内容の作品について
◆内容以外の要素
◆さらに詳しく知りたい方へ
１９０３年兵庫県神戸市生まれの洋画家である。
小磯良平は生涯にわたり女性像を描き続けた作家です。
東京美術学校（現在の東京芸術大学美術学部）西洋画科に進学して絵画を学び、
在学中に帝展特選に入賞するなど早くから才能を開花させました。
東京美術学校卒業後、フランスに留学、そこでルーブル美術館のパオロ・ヴェロネーゼ「カナの婚礼」に衝撃を受け、小磯良平の作品の特徴である群像表現を描くことを志すようになった。
第二次世界大戦中には藤田嗣治とも並び戦争画などを描きました。
戦後は東京藝術大学教授に就任して後進の指導にあたり、日本の洋画界の発展に大きく寄与し、1979年には文化功労者、1982年に日本芸術院会員、1983年に文化勲章受章を授与された。
まず、鑑定と査定の違いを知って頂けれと思います。
鑑定は本物か偽物かを判断する事です。鑑定では買取の値段を出す事ではありませんのでご注意ください。
また査定は、その作品の市場相場の値段を出す事です。
相続税の算出に必要な書面を作成する場合は、こちらの査定書が必要になります。鑑定は、生前から最も小磯良平先生と深いお付き合いのあった梅田画廊さんが鑑定受付窓口をされています。
小磯良平鑑定会の鑑定日は、原則、毎月２日に鑑定会を行っています。
詳しくは小磯良平鑑定委員会事務局の梅田画廊さんまで、お問い合わせ下さい。
鑑定料金は￥３０，０００．－（税込）で証書発行代が￥３０，０００．－（税込）となっています。
ただ、本物かどうか自信が無い場合、鑑定料の３万円が勿体ないという心配もあると思いますので
無料で事前に鑑定に出して良い作品かのメールや写真などで見てくれる画廊に事前に相談する事をお勧め致します。
小磯先生に作品はキャンバス油、紙油、パステル画、竹ペンデッサン、版画など色々な作品があります。
その中でも一番高額な作品は、キャンバス油の作品が最も高価な買取金額になる作品になります。
作品の買取価値を決める要素としては作品の内容や状態の方が、大きく影響を与えるます。
具体的な内容については、次のトピックで書かせて頂きます。
個人的には、日本の婦人像を描いた油絵も好きですが、バレリーナを描いた竹ペンの作品も大好きな作品の一つです。
特に人気のあるモデルさんが２人います。
お一人は１９６４年から１０年間ほどモデルをされていたのは中出幸子さんという方です。
大阪の「梅田画廊」の受付をされていて方です。
もう一人の方は
１９７１年からモデルをされているのが中村悠紀子さんという方です。
「N嬢」など小磯良平の特に人気作品のモデルとなっています。
逆に外国人モデルの作品は上記の２人と比べた場合、買取のお値段的には若干お安い傾向があります。
個人的には、中村さんを描いた作品が最も好きな作品になります。
私の他にもファンの方が多く、価格的にも一番高額な作品になります。
状態が良い作品が市場価格も買取価格も高くになります。
状態が悪ければ作品としての買取価値が下がる可能性が高くなります。
カビ、日焼け、シミ、破れなどがあると確実に評価は下がってしまいます。
作品の価値を下落させないためにも、絵画を保管するのに適した環境に関しては
信頼出来る画廊さんであれば気軽に教えてくれると思います。
こちらをご覧ください。
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