美術品の売却方法・評価価格・鑑定

買取査定(鑑定)

Purchase assessment

美術品の売却方法

弊社買い取り

現金・お振込み・小切手等などご希望のお支払い方法にてお支払いいたします。

オークション出品代行

物品お預かり書を発行の後、オークション出品代行の手続きを行います。

委託販売

お客様のご希望の金額で委託販売を行います。金額の記載のある物品お預かり書を発行し手続きを行います。

評価価格について

美術品の評価価格は、需要と供給によって形成され、
図柄・出来・状態等によって大きく異なります。
特に価格に影響する評価項目をご紹介いたします。

図柄

人気のある図柄は高い評価が期待出来ます。

出来

作品の出来の善し悪しで評価は大きく変わります。

サイン・印の有無

サイン又は押印の無い作品類もあります。
サインや押印のある作品は一般的に好まれますが、作品の出来が最も重要です。

箱書き・シールの有無

共箱や共シールは、作家自身が“自分の作品”と認めた証であり、共箱・共シールのある作品はプラス評価されます。

共箱とは?:
作者自身が桐箱等に署名をした箱の事を言い、多くの場合、作者名・作品名が書かれており押印されています。
江戸期以前の書画に関しては、あまり箱書きに特定のルールはなかったようですが、明治以降は書画、陶磁器類などに共箱をつけるのが習慣となりました。

共シールとは?:
共箱と同じ様に作者自身の作家名、作品名を書き、押印がされたものを言います。

鑑定証の有無

作品が本物か贋物かはとても重要です。作品が贋作であれば評価価格は0です。
贋作も多く流通している美術品にとって証明書・鑑定証の有無はとても重要です。

所定鑑定機関が定まっている作家作品について、当社では鑑定証取得の代行を行っております。
お気軽にご相談下さい。

表装・額

表具や額の状態に因って評価価格が大きく変わることはありません。

額や表具がボロボロの場合や表装・額装されていない作品でも、直したり新規に額装・表装するよりはそのままお持ち頂いた方がお客様にとってメリットがあります。

状態

シミ・焼け・破れ・剥落等の有無。

押入れにしまいっ放しの物やずっと掛けっ放しの作品等、大切な作品だからと押入れの奥に保管していて久し振りに出してみたらカビだらけになっていたという様な事が多くあるようです。
日本の風土は低温低湿から高温多湿への四季の変化があり、空気にさらされているだけで絵具の接着力が弱くなったり、カビやシミができたり、虫が喰ったり、欠損したりする可能性があります。

まず、作品にカビ・虫食い・焼け等が発生していないかご確認下さい。
作品を出した際、額や軸が湿っている感じなどは無いか、嫌な臭いがしないかもご確認下さい。
カビやシミ等は早期の発見ですと綺麗に直り、経費も少なくすみます。
もし、少しでも以上の様な兆候を感じたらひどくならないうちにお気軽にご相談下さい。

鑑定について

鑑定と査定の違い

鑑定とは、作品が本物か贋物かを判断する事を言い、現在、東京美術倶楽部鑑定委員会をはじめ、作家の遺族や弟子が鑑定を行う場合、またはその作家の関係者が数人集まり鑑定委員会を結成し鑑定を行う場合など多種多様です。

鑑定登録は、所定の鑑定人・鑑定機関がありますので、それ以外の機関に鑑定証を発行してもらったとしても、百貨店の美術部・画廊・オークション会社等において効力を持つ物ではありません。お近くの信頼出来る画廊等へ鑑定登録が必要な作品かどうかをご相談の上、鑑定登録が必要な作品であった場合は所定鑑定機関にて鑑定証を取得される事をお勧めいたします。鑑定人・鑑定機関につきまして、花田美術では鑑定証取得の取次ぎ紹介を行っております。

※参考に:正式な所定鑑定機関と酷似した名称をつけ、鑑定登録をする機関があるとの報告を受けておりますのでご注意下さい。また、偽の鑑定証も多数出回っておりますので十分ご注意下さい。

査定とは、個々の作品を幾らで売る事が可能か調べることをさします。