片岡球子の作品一覧:代表作や評価ポイントなどを解説します!

片岡球子 一覧「富士」

片岡球子の作品一覧〜代表作をピックアップして解説!~

片岡球子の作品一覧には、さまざまな図柄を描いた作品があります。その中でも、代表的なシリーズが3つあります。

  • 富士
  • 面構(つらがまえ)
  • 裸婦

それぞれ人気の高いシリーズですので、美術館などの展示やメディアの紹介などで見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。中でも富士は、モチーフの縁起の良さからも多くの人から好まれており、評価も高いです。
今回のコラムでは、富士・面構・裸婦が描かれた作品を一覧でご紹介し、その魅力に迫ります。

作品一覧①富士

片岡球子は、60歳を目前にした50代後半から富士を描き始め、晩年の片岡球子の代表的なモチーフになりました。片岡球子は自分流の独自の富士を描き上げ、鮮やかな色彩とダイナミックなフォルムで富士山の雄大さを表現しています。この独自性が、市場でも評価されているのではないでしょうか。片岡球子の作品一覧の中でも、赤富士は縁起の良さ、そして画面いっぱいに描かれた迫力からも最も人気が高いです。

富士を描いた作品は多数あります。見ていただくとわかるように、富士と共に花や草木をあわせて描かれており、そのダイナミックさから生命力を感じさせます。

▼「富士」の作品一覧

「めでたき赤富士」

片岡球子 一覧 めでたき富士

「富士に牡丹」

片岡球子 一覧 富士

「富士に献花」

片岡球子 一覧 富士に献花

代表作「めでたき富士」について知りたい方はこちら>

作品一覧②面構(つらがまえ)

片岡球子の面構(つらがまえ)シリーズも人気があります。面構シリーズは、1966年から2004年までの38年間にわたり、44点の作品が制作されました。足利将軍や葛飾北斎など、多くの歴史的人物を独自の解釈で表現しています。このシリーズは、片岡球子が持つ力と新たな可能性を感じる貴重な作品群です。

面構について片岡球子は、「面構は顔だけを描いているだけではなく、その人間が現代に生きていたらどんな風に役立つかなどと、思いながら描いています」と語っており、単なる肖像画ではなくその人物の「魂」を描こうとしました。

▼「面構」の作品一覧

「面構 足利尊氏」

片岡球子 一覧 面構 足利尊氏

「面構 北斎の娘おゑい」

片岡球子 一覧 北斎の娘

「面構 喜多川歌麿」

片岡球子 一覧 喜多川歌麿

作品一覧③裸婦

片岡球子は富士や面構の他に、多くの裸婦を描きました。裸婦は80歳を目前に新たに描いたテーマで、これまでの色鮮やかな作品とは異なり、さまざまな色が混ざりあった落ち着いた色彩、そして幾重にも重なる線で描かれています。それまで、多くのキャリアを積んできた彼女の描くことに対する意欲が感じられる作品です。

片岡球子の連作「ポーズ」は、日本人女性の丸みを帯びたフォルムや物憂げな表情、恥じらいを感じさせるポーズが印象的です。

▼「裸婦」の作品

「裸婦」

片岡球子 一覧 裸婦

片岡球子の作品が展示されている美術館情報

片岡球子の作品は、各地の美術館に収蔵されており、展覧会などで見ることができます。彼女の出身地である札幌の札幌芸術の森美術館には、「ポーズ」シリーズが18点、片岡球子の妹により寄贈されています。全23点ある「ポーズ」シリーズが、これだけ揃っているのは大変珍しいです。また、北海道立近代美術館は多数の作品を所蔵しており、中でも人気が高い富士・面構・裸婦が描かれた魅力的な作品が多いです。

片岡球子の作品を所蔵している美術館に限らず、各地の美術館や百貨店などで展覧会が行われることもありますので、ぜひ展覧会情報をご確認されてください。

片岡球子の作品一覧の評価ポイント

片岡球子の作品一覧の中でも人気の作品を見ると、大胆で鮮やかな色彩の作品が多いことがおわかりになるのではないでしょうか。片岡球子の作品一覧は、従来の日本画にはなかった独自性があります。その独自性を一言で言い表すと、「大胆な構図と感情を揺さぶる色彩」です。この独自性がはっきりと表現された作品ほど、高く評価されます。なぜなら、片岡球子にしか描くことができない唯一無二の作品だからです。

片岡球子 一覧 めで多き富士

図録などに載っている作品一覧も注目

図録には、美術館や百貨店の展覧会などで展示された作品一覧が収載されている図録と、ご遺族や鑑定機関が監修した図録があります。図録に載っている作品一覧は美術館や鑑定機関が認めた作品で人気が出るため、図録の作品一覧にお持ちの作品と似ている作品があれば、評価が高くなる傾向にあります。

また、実際に展覧会に貸出をしたことがあり、図録に収載されている作品でしたら、評価は高くなります。もし、専門家による評価査定などをお考えでしたら、査定時に図録をお持ちいただくことをおすすめします。

片岡球子の美術品買取の流れ

片岡球子の作品をお持ちの方の中には、売却をお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。花田美術では、評価査定や買取に対応しております。まずは、お気軽にお電話を頂ければと思います。(電話でのご相談:03-3289-0668)
もちろんメールでも結構ですが、お電話の方が、その場で色々なご質問にお答えできるのでおすすめです。(メールでのご相談:info@hanada.gallery)

ご連絡いただきましたら、次のステップとして、メールや郵送で作品のお写真をお送りしていただくことになると思います。その写真にて簡易的ではありますが査定額(概算)などをアドバイスさせていただきます。最終的には、実際に作品を見させていただいた時に正確な買取額を提示いたします。

美術品の売却方法について

売却方法には、買取だけではなく、大きく分けますと3つの方法があります。それは、買取・委託販売・オークション出品代行です。それぞれの売却方法には、メリット、デメリットがあります。

買取の場合は、業者や画廊が買い取るため、決済までのスピードが一番早くなります。ただ、価格面では一番お安くなってしまいます。
委託販売の場合は、お客様自身でお決めになった金額での販売活動ですので、価格面では一番高くなります。ただし、売却できない可能性もあります。
オークションは、出品まで日数がかかる点と売れないリスクがある点がデメリットです。価格面に関しては基本的には相場での売却になりますので、大きなメリットもデメリットもないと思いますが、価格面で公明正大な部分は安心感が高いと思います。

片岡球子の作品の売却・査定のご相談はこちらから

片岡球子の作品の売却・査定は花田美術へご相談ください。花田美術には、片岡球子の専門的な知識を持つスタッフもおりますので、疑問や不安などに対して的確にアドバイスいたします。

価格をご案内する際には、オークションデータなどを元にご説明しますので明解でわかりやすく、初めての方でもご安心いただけます。売却のご予定がなく、価格だけを知りたいというご相談でも承ります。まずは下記のお問い合わせフォームやお電話からお気軽にお問い合わせください。ご相談内容にあわせてご案内いたします。

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