竹久夢二の本物の値段(買取価格)と査定について専門家が徹底解説します

竹久夢二の本物(真作)の値段について

竹久夢二の本物(真作)の値段を解説いたします。

竹久夢二の作品の買取では、本物(真作)でも寸法・図柄・年代・描き込み具合・作品の状態・図録掲載の有無などによって値段が変わってまいりますが、買取相場は約10万〜300万円となります。

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2023年現在の値段の相場を元に例をあげて、竹久夢二の本物(真作)の買取金額について目安をご説明いたします。

【竹久夢二の作品例①】買取価格:100万円

仕立て 軸装
基底材 紙本
図柄 女性・風景図
共箱 桐箱にタイトルや本人の箱書きあり
大きさ 長手約120cm前後
状態 良い
評価 描き込みが少ない
彩色あり

(解説)
保管状態がよく竹久夢二の人気の図柄ですが、描き込みが少ないです。
近年床の間がないお家が多く、軸装は飾る場所がなく需要がかなり減ってきています。
次の方にお売りすることが難しくなりますので100万円という買取金額になります。

【竹久夢二の作品例②】買取価格:160万円

仕立て 軸装
基底材 紙本
図柄 横顔の女性と歌(書)
共箱 桐箱にタイトルや本人の箱書きあり
大きさ 長手約130cm前後
状態 紙やけや折れが多く状態悪い
評価 描き込みがしっかりとしている
彩色あり
図録掲載あり

(解説)
竹久夢二特有の女性を描いた軸作品です。
彩色や描き込みが多く、大きさもありますが、紙折れや焼けが多く、完品と比べると値段は抑えられてしまいます。
図録に掲載されているかどうかはかなりポイントになってまいります。

【竹久夢二の作品例③】買取価格: 230万円

仕立て 軸装
基底材 絹本
図柄 少女図
共箱 桐箱にタイトルや本人の箱書きあり
大きさ 長手120cm
状態 良し
評価 描き込みがしっかりとある
彩色が鮮やか
状態がいい
図録収載

(解説)
軸装・絹本で状態が良く、絵に対して彩色の割合が多く描き込みがはっきりしています。
竹久夢二の描く少女で顔が正面を向いていて可愛らしい作品になります。
図録に収載されていることからもこの金額での買取価格になります。

【竹久夢二の作品例④】買取価格: 28万円

仕立て 額装
基底材 絹本
図柄 植物画
大きさ 長手56cm(約10号)
状態 良し
評価 描き込みがしっかりとある
彩色が鮮やか
図録収載

(解説)
額装作品で手頃な大きさで需要があり、描き込みがしっかりしています。
静物画は竹久夢二の人気のある図柄の美人画と比べると値段は抑えられた金額になりますが、図録収載のため、他の静物画より買取金額は高くなり28万円となります。

【竹久夢二の作品例⑤】買取価格: 70万円

仕立て 額装
基底材 紙本
図柄 女性と書
大きさ 長手27cm (3号)
状態 悪い(シミや紙やけあり)
評価 描き込みがしっかりとある
彩色あり

(解説)
額装で需要に合い、絹本に描き込みはしっかりした作品ですが、状態が悪く、次の方に作品を納める際には、修復が必要になります。
そのような費用がなくては小売が難しい為、買取金額は70万円という値段になります。

竹久夢二の作品の特徴

竹久夢二作品といったら、美人画です。

作家の心情を絵に込め描いた抒情画、大正ロマンで想像される思春期の女性を模して描いた作品が特徴です。

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色彩豊かで、描き込みの多い作品が竹久夢二らしく、人気を得ています。

竹久夢二の可愛らしいタッチは、美術界のみの人気でおさまらず、画家だけでなく現代でいうイラストレーターやグラフィックデザイナーといった雑誌の表紙や広告、ポスターなどのメディア関係にも活躍の幅を広げておりました。

また、若い世代からも竹久夢二の美人画は支持されており、美術品を嗜む年齢層が一気に広がったのではないでしょうか。

竹久夢二の本物(真作)の作品の査定ポイント

竹久夢二の本物(真作)の作品の特徴や買取における値段・査定額について冒頭にてご説明させていただきました。

ここからは、竹久夢二の本物(真作)の作品の査定について、どのようなところがよく見られているのかなど査定時のポイントを解説していきます。

保存状態は査定に影響します

竹久夢二などの美術品は本物(真作)でも保存状態の良し悪しによって査定金額が変動します。

状態が悪いものというのは、シミやカビが出てしまっている。紙が焼けてしまっている。

作品が破れてしまっている。

絵の具が剥落している。など様々な状態があります。

私たちは、お客様の大切な作品を、次にまた大切にしてくださる方への掛け渡しをすることが仕事です。

次の方へ納める際に状態が悪いものでは、本来なら納まることができる図柄もよく、素敵で、立派な作品だとしても、どうしてもその確率は低くなってしまいます。

次の方へ作品が渡るために、以下のことを行う必要があります。

  • 綺麗(シミ抜きをする・カビを燻蒸するなど)にする。
  • 修復(作品をできる限り元の状態にするなど)をする。
  • 鑑定(真贋判定)を取る。(こちらは保存状態とは関係ない話ではありますが)

作品を綺麗にしたり修復にかかる費用は保存状態にもよりますが、5万円で済む場合もあれば、100万円かかった事もありました。

それら込みで査定値が決まる為、保存状態が良い方がもちろん高くなりますし、保存状態が悪いと抑えられた査定値となります。

状態が良い・悪いというのは実際に見てみなければわからないところも事実ですので、お気軽にご相談くださいませ。

お問い合わせ番号:03-3289-0668
メールアドレス:info@hanada.gallery

図録に収載されている作品は人気が高い

図録に収載されている竹久夢二の作品は、人気や評価・値段が高い傾向があります。

  • 美術館で行われた展覧会図録
  • デパートで行われた展覧会図録
  • 鑑定機関やご遺族が監修した図録

これらに掲載されている竹久夢二の作品は、それぞれ美術館・デパート・鑑定機関が認めた作品になります。

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上記の事から図録に収載されている竹久夢二の作品は必然と人気がでますし、アピールポイントや自慢材料の一つになります。

そのため、作品の価値や値段も上がります。

お持ち込みではハードルが高いという方でも写真をお送りいただき、査定やご相談に乗ることは可能です。

是非、お気軽にご連絡くださいませ。

お問い合わせ番号:03-3289-0668
メールアドレス:info@hanada.gallery

鑑定登録済みの本物(真作)の作品は査定がスムーズに

竹久夢二の本物(真作)の作品には、鑑定証を発行する所定鑑定機関があります。

所定鑑定機関はそれぞれの作家によって異なり、美術倶楽部の東美鑑定評価機構鑑定委員会やご遺族、所定の画廊など様々あります。

この鑑定証発行(鑑定登録)済の場合、査定がスムーズにいきます。

鑑定登録を取得する理由が2つあります。

  1. 作品が贋物(偽物)の場合は値段がつけられないため、取引をすることができず、評価価格は0になってしまいます。真贋をはっきりする必要があるからです。
  2. 鑑定登録をしなければ、次の方へ売買することができません。

鑑定登録は、所定鑑定機関によって日程が変わるため、ご面倒と思われる方も多くいらっしゃいます。

花田美術では、査定時に鑑定代行ということも可能ですので、お気軽にお申し付けくださいませ。

竹久夢二の作品の売却先に花田美術が選ばれる理由

竹久夢二の作品の売却先には、花田美術が選ばれています。

花田美術は、三代続けて美術一筋、40年以上銀座で美術商をしております。

一代目は明治以降の作家を主に扱い、二代目からは一代目の作家に加え近代美術と西洋絵画を、三代目からは二代目に加え現代美術の取り扱いをしており、幅広く扱いをしております。

銀座6丁目で路面店の画廊ですので、見つけやすく、入りやすいので、是非お気軽にご来店くださいませ。

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買取や値段に関するよくあるご質問

竹久夢二の本物(真作)の作品の買取や値段について、よくある質問を以下にまとめております。

今までいらっしゃったお客様からあった質問を元に回答をしております。

作品を見てもらえる方法は何がありますか?

①作品をお持ち込みいただく
直接お作品を持ってご来店いただくことが一番適切かつ、早くご案内は可能です。

作品が重くて運べない、ということでしたら、②をお勧めしております。

②写真をお送りいただく
写真を直接メールにてお送りいただくか、郵送にてお送りいただく方法。

ご遠方の方にはこちらをお勧めしております。

写真をお送りいただく場合は、

  • 作品全体が写っている写真
  • サインを大きく写した写真
  • 箱書きがあれば、箱書きの写真
  • 額の後ろに共シールと呼ばれる作家のシール(額の場合)

文章のところに、

  • サイズ(縦×横cm)
  • 鑑定書の有無

を記載の上、お送りいただけますとよりスムーズにご連絡することができます。

遠方住みなどで店舗へ行けない場合でも、査定・買取は可能ですか?

もちろん可能でございます。

弊社と取引があったお客様で九州にお住まいの方もおりました。

査定方法の手順は、

  1. 写真をお送りいただきます。
    まずメール(info@hanada,gallery宛)か郵便(〒104-0061 東京都中央区銀座6-3-7 アオキタワー1階 花田美術宛)にてお写真をお送りいただきます。
    その際に、ご連絡先などをご記載いただけますと次のステップへ円滑に進みます。
  2. 査定のご連絡とご希望のヒアリングをします。
    お写真が弊社に届きましたら、弊社の担当者から査定のご連絡をいたします。
    いただいたお問い合わせを順番に対応しているため、早くて1日、遅くとも2-3日にはご連絡を差し上げます。
  3. 買取をご希望の場合は、ヤマトの美術運送などでお送りいただくか、弊社で梱包会社をご手配して差し上げることも可能です。

オークションの値段はあてになりますか?

オークションの値段で何をみたいかによりますが、オークションで落札された金額で、時価ということでしたらなります。

ただし、買取金額ではないことをご理解くださいませ。

日本国内の美術品の公開オークションはいくつかあり、それぞれのオークションに強みがあります。

例えば、現代アートが得意なオークション、近代美術が強いオークションなど…

全ての作品には、オークション前にエスティメイト価格というものがつけられます。

そのエスティメイト価格というのは、現在の時価を元に値打ちされているものがほとんどです。
※出品者の希望で時価より高くつける場合もございます。

公開オークションでは、業者よりも一般のお客様が競られて購入されております。

エスティメイトを超えるものがありますが、基準はその時の美術市場の時価になりますので、当てにならないのでは?という問題にはなりませんので、ご安心ください。

査定金額に納得できなかった場合は、断っても大丈夫ですか?

竹久夢二の本物(真作)のお値段にご納得いただけない場合、お断りいただいても問題ございません。

他のお客様でも、そのようにおっしゃられる方もいらっしゃいます。

お持ちの作品の査定金額が予想より下回った場合は、売却はせずにお持ち帰りされる方もいらっしゃいます。

もう少し家に飾って楽しまれるという方や、絵が好きな方にお譲りする方や、ご親族にお渡しする方など、様々です。

竹久夢二の作品の値段について詳しくはお問合せください

竹久夢二などの本物(真作)の美術品は1点1点、物が異なりますし、似たような図柄が沢山制作されていることもあれば、珍しい図柄もございます。

図柄に加え、作品のコンディションによっても値段は変動してまいります。

まずは、お電話(03-3289-0668)かメール(info@hanada.gallery)、以下のお問い合わせフォームにてお問い合わせください。

査定価格はもちろん、お客様一人一人に合わせてどのような方法で買取をするかなど、売却のご相談に乗りなが進めていくことができますので、お気軽にご連絡くださいませ。

電話番号 03-3289-0668

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