三輪休雪の茶碗の値段や買取の手順、査定のポイントについて解説します

三輪休雪の茶碗の値段や買取の流れについて

三輪休雪の茶碗の値段や買取の流れについて、美術品の買取・査定を行っている花田美術が解説いたします。

一見、似た造形の茶碗でも、微妙な形状の違いや、白化粧とその下に見え隠れする素地が醸し出す景色で、一碗一碗の佇まいや魅力が大きく異なってまいります。

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また、買取査定では茶碗や共箱の保存状態によっても値段が上下するため、茶碗の値段は概算で数万円台から百万円を超えるものまでございます。

弊社花田美術では、三輪休雪の茶碗の買取・査定も行っております。

三輪休雪の茶碗の買取をご検討されている方や値段が知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

三輪休雪の茶碗の査定や売却方法のご相談を承ります

値段の相場は世の中の需要と供給によって常に変化を続けています。

株価のように、刻々と値段の変化をテレビで観ることはできませんので、通常は今現在の値段の相場について容易にわからないと思います。

また、ご売却相談で初めて画廊を訪れる方は、低廉な値段で買い叩かれてしまわないかとご不安もあるはずです。

しかし、ご安心ください。

弊社花田美術は、美術業者専門の競り市場や公開オークションにも参加しており、時好の変化を常に肌で感じております。

ご相談の際には、公開オークションなどの客観的なデータもご覧いただきながら、現在の値段の相場感をご説明いたします。

花田美術は道路に面した1階の店舗ですから、怖く閉ざされた密室感などは無い画廊です。

査定のご依頼や売却方法についてご相談事がございましたら、お気軽に花田美術へご相談ください。

三輪休雪の茶碗の買取査定の手順

まずは、お持ち込み頂いた三輪休雪の茶碗を拝見いたします。

言葉にするとあまりスマートではありませんが、実際に手の中に納めてじっくりと「舐めるように」拝見させていただきます。

その茶碗の見どころや風情を感じ取った後に、買取金額を算出いたします。

ご遠方で来廊することが難しい場合や、運搬中の破損などの危険を回避したい場合は、弊社にメールや郵送で画像を送っていただき、概算の査定をすることも可能です。

何かご心配事がございましたら、お気軽に弊社花田美術までご相談ください。

人間国宝(十代・十一代)の三輪休雪の茶碗とは

人間国宝(十代・十一代)の三輪休雪の茶碗がどのような作品かご存知でしょうか。

三輪休雪は、山口県萩市の三輪窯で代々継承される当主の名前で、なかでも十代・十一代の三輪休雪は人間国宝に認定されました。

十代・十一代の三輪休雪は、ともに侘茶の趣きに合う、深い味わいと落ち着きを備えた茶陶作品を作り上げたことで知られています。

それだけでなく、茶陶の枠にとらわれない造形により、重厚感ある作風や力強い存在感で個性を発揮した作品も数多く残されています。

特有の「休雪白」と呼ばれる藁灰釉の白化粧や、高台・高台脇の表現も見どころであり、愛でていただけるポイントです。

十代・十一代の作品のほかに、三輪龍作(のちの十二代)による旧来からの侘茶や茶陶の世界観を飛び越えた、前衛的で大きなオブジェ陶も有名です。

そして、地球の大地の生命力がみなぎる、十三代(当代)三輪休雪による重厚な「エル キャピタン(茶碗)」の造形美も大変に有名です。

三輪休雪の茶碗の鑑定と査定

「鑑定」と「査定」で役割が異なることをご存知の方は、それほど多くないと思います。

「鑑定」は真作か贋作かを判別することであり、「査定」はその美術品にどのくらいの価値があるか値段をつけることです。

三輪休雪作品の所定鑑定機関は定められていないため、強いて言えば真贋鑑定をしてくださるのは、当代の三輪休雪のみです。

一方、値段をつける査定に関してですが、弊社花田美術は基本的に査定を行っております。

弊社は多くの公開オークションなどに参加し、美術品の市場価値を把握するための経験を積み、美術品の評価に関して専門的な知識を有しております。

三輪休雪の茶碗についてもアドバイスができますので、査定をご検討の方はお気軽に弊社へご相談ください。

三輪休雪の高い評価・値段になる作品のポイント

三輪休雪の高い評価を受ける作品のポイントについて解説いたします。

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査定では、最終的に実物の茶碗を拝見し、客観的データと複数の要素を総合的に考慮して評価いたします。

もちろん、事前に画像をお送りいただき、概算の査定も承ります。

ここでは三輪休雪の茶碗に関する主な評価ポイントをご説明いたしますので、あらかじめご所有の茶碗をご確認いただくことをお勧めいたします。

三輪休雪の茶碗を高い値段で売却したい方は、ぜひ参考にしてください。

茶碗の状態

結論から申しあげますと、まったく使用していない茶碗や程よい頃合いの茶碗は、値段が高くなります。

「萩の七化け」という言葉を耳にしたことはございますか。

この言葉は、釉薬の表面にある細かい貫入にお茶などが染み込み、茶慣れした味わい深い姿に経年で変化していくことを意味します。

例えば、桃山時代の陶器などは時代を経て更に味わいが蓄えられ、魅力も増していきます。

年を経て味が出ることはごく自然なことですので、萩焼の変化は茶陶への親しみや愛でる楽しみとなり、また、愛着が湧く魅力的な要素となります。

しかし、近代に制作された陶器に関していうと、経年変化が顕著に表れた茶碗は残念ながら敬遠されてしまうことが多いです。

これは現代のコレクター特有の傾向なのかもしれません。

近代陶芸のコレクターの方々が「新たに購入したい」と心を動かす陶器の特徴として、次のようなご要望をよく耳にいたします。

「キズはもちろん無く、実際に使用された雰囲気の無い品」

「貫入への染み込みが無い作品」

「陶器本体だけでなく、共箱も保存状態が良好で日焼けやシミが無い」

時代の風潮ですから、どちらかが間違っているということではありません。

したがって、需要の観点からは「七化け」している茶碗よりも、まったく使用していない茶碗や程よい頃合いの茶碗のほうが、現在では値段が高くなっております。

掻銘や印銘の確認

陶器には基本的に掻銘(掻き銘)や印銘がございます。

しかし、まれに銘が入れられていない作品もあり、「気に入らずに銘を入れなかったのかもしれない」などと、変に勘繰られてしまうことも実際にございます。

その場合、作者直筆の共箱が付帯されていても、銘が見当たらない作品は抑えられた評価や値段になってしまいます。

一部の銘は、高台脇など劇的に変化する部分にあって見つけるのが難しい場合や、釉薬に隠れたり見逃されたりすることもございます。

ご不安な方は今一度、ご所有の茶碗などの銘を探されることをお勧めいたします。

茶碗の出来やサイズ

歴代の三輪休雪の作品は、大量生産された画一的な工業製品の陶器とは異なり、独自の個性と魅力で溢れています。

その中でも、特徴や見どころの乏しい意匠よりも、味わい深く、情景や物語が見えてくるような茶陶のほうが、需要は高いです。

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また、査定において作品の値段は、その大きさよりも美しいバランスが重要です。

大きな花入や水指だからではなく、その姿が美しければ、正当な評価で査定いたします。

逆に、意図も無く、有り得ないアンバランスな作品がもしも存在するのであれば、抑えられた評価や値段に繋がると推察いたします。

三輪休雪など陶器・茶道具の買取は花田美術へ

陶器・茶道具の買取は花田美術へご依頼ください。

この記事では、茶碗の買取の流れや値段、三輪休雪の茶碗の評価ポイントについて解説いたしました。

弊社花田美術は、美術品の評価に関して専門的な知識を有しており、買取・査定に関してはご利用いただいたお客様に大変好評をいただいております。

弊社は銀座の道に面した1階の店舗にありますので、入りづらいといったことはございません。

明確な値段を出すためには、作品を実際に拝見する必要がございますが、メールなどで画像をお送りいただき、概算での査定を行うこともできます。

三輪休雪の茶碗の買取・査定をご検討の方は、まずはお電話や問い合わせフォームより、お気軽にご相談ください。

電話番号 03-3289-0668

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