千住博のメタルフォールを解説！シリーズの特徴や作品の評価ポイントをまとめてご紹介します

千住博のメタルフォール(Metal Fall)を花田美術が解説します

千住博のメタルフォール（Metal Fall）について、詳しく解説いたします。

花田美術は千住博作品を多く扱っています。

彼の代表作はウォーターフォール（滝）です。

ウォーターフォールの他にも、鹿がいる風景図もかなり人気があります。

また、日本画の作品以外にもメタルフォールと呼ばれる、モチーフはウォーターフォールの版画作品も人気があります。

千住博とエッチングの世界最高水準である車木工の共同開発の元に制作されたメタルフォールは、ステンレスに銅版画技法で制作されています。

ステンレスの中で激しさや穏やかさをまとった滝が刻まれており、滝の水面を打つような音が響き渡り聞こえるような、全く新しい版画表現がされている作品と言えるでしょう。

千住博は1958年東京杉並区に生まれ、東京で育ちました。

現在は、ニューヨークにて作家活動を行っています。

東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻を卒業し、同校博士課程を修了しております。

2007年〜2013年までは京都造形芸術大学(現在の京都芸術大学)学長を務め、現在は京都芸術大学教授を務めています。

千住博は抽象的な表現と日本古来の絵画の表現を掛け合わせた独自の画風を生み出し、作品制作を行っています。

代表作のウォーターフォールは、実際の『滝』と同じく重力を使って画面に落とし込んでおり、より自然な滝が表現されています。

千住博の作品、メタルフォールシリーズについて冒頭でもご説明いたしましたが、ここからは他の作品との表現方法の違いや、特徴などの詳細をご説明いたします。

特にメタルフォールシリーズは、ウォーターフォールと同じモチーフを用いておりますが、その違いについて気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

メタルフォールの作品についてより深く知りたい方は、ぜひご参考にされてください。

二つの大きな違いは、技法です。

メタルフォールはステンレスや銅版にエッチングやアクアチント(スピットバイト)という版画技法で作られた複製画になります。

対してウォーターフォールは本画の作品の他に、リトグラフやオフセットなどの技法で版画作品があります。

花田美術では千住博さん作品のメタルフォール作品や日本画のウォーターフォール直筆作品を扱っております。

お問い合わせやご相談・ご質問は、お気軽にメール(info@hanada.gallery)やお電話(03-3289-0668)にてご連絡くださいませ。

千住博さんの描く滝は、『滝らしい滝』を描くために、画面の上から下に重力で天然の岩絵具を落とし流し、滝飛沫が水面に広がる様子は先ほどと同じ絵の具をエアスプレーガンを使い飛沫の表現をしています。

メタルフォールは、原画の『ウォーターフォール（滝）』作品を制作し、ステンレスにエッチングの版画技法で版を刷ります。

メタルフォールの買取相場は、560,000〜600,000円になります。

メタルフォールはウォーターフォールの紙版画と比べると市場に出てくることが少ないですが、下記に公開オークション価格を参考いたします。

＜メタルフォール①＞ 91×66cm
2023年7月開催公開オークション
エスティメイト：500,000〜800,000円
落札価格：791,500円

＜メタルフォール②＞ 70×46cm, ED.150
2023年10月開催公開オークション
エスティメイト：700,000〜1,000,000円
落札価格：740,500円

◆プチ解説◆ 〜①と②の違いについて〜
メタルフォールは版画作品になりますので、基本的に出来の良し悪しで価格は変わりません。

版画作品で価格が変わる理由は、以下の点になります。

花田美術では、千住博のメタルフォールの買取や、オークション代行などを行っております。

お気軽にメール(info@hanada.gallery)かお電話(03-3289-0668)にてご相談くださいませ。

また、メタルフォールに限らず千住博の原画の買取査定につきましては下記コラムもご覧ください。

千住博作品、特にウォーターフォール作品は世界中からの評価が年々高くなっています。

花田美術では、千住博作品を３０年以上長きにわたり多く、取り扱っております。

日本画のウォーターフォールをはじめ、鹿のいる風景図など、版画作品ではメタルフォールの買取・売却相談を行っております。

ご相談や、ご質問などがございましたら、お気軽にメール(info@hanada.gallery)または、お電話(03-3289-0668)にてご連絡くださいませ。

電話番号　０３-３２８９-０６６８